院内設備
胃カメラ
全例予約制
診療日の8時15分~検査を行います。
当院では細い経鼻スコープ(直径5~6mm)を用いて鼻からのアプローチで胃内視鏡を行っております。
鼻からのアプローチは口からと比較して嘔吐反射や息苦しさが少なく、検査中に会話ができるというメリットがあります。
※鼻腔が狭く鼻粘膜が弱い方の場合には鼻出血を伴う可能性があります。
経鼻スコープで口から挿入することも可能です。
胃カメラは食道や胃の粘膜を直接観察することで病気の診断や病状の把握ができます。
また、有症状(腹痛・胸やけ・胃もたれ)時の胃炎や胃潰瘍の診断だけではなく、無症状の早期胃がんや胃がんリスクを高めるピロリ菌の診断なども可能です。
胃カメラをおすすめする症状や習慣
- みぞおちの痛み
- 胸焼け
- 苦い水が上がってくる
- 喉や胸のつかえ感
- 真っ黒な便がでる
- 体重減少
- 貧血
- 喫煙
- 常用的に飲酒する
ヘリコバクタピロリ検査
胃カメラでの検査(迅速ウレアーゼ検査、生検による顕鏡検査)、尿素呼気試験、ピロリ抗体検査などがあります。
検査法は状況に応じて判断します。
ピロリ菌感染が診断され除菌療法を行う前には胃カメラによる慢性胃炎を確認することが必須となります。
ピロリ菌の治療法
3種類の薬剤を1日2回1週間連続で内服します。内服後に4週間以上の間をあけて効果判定を行います。
判定のタイミングや判定方法は状況に応じて判断します。
抗生剤を使用しますので、特定の薬剤にアレルギーがある場合はお申し出ください。
超音波検査(エコー検査)
超音波を発信する装置(プローブ)をゼリーを用いて体表面に密着させて、内臓の状態を写す検査です。
息止めなど呼吸を合わせていただくことがありますが、安全で痛みや苦痛が少なく、比較的簡単に行える検査のひとつです。
超音波で観察可能な臓器
- 頭頚部:甲状腺、頸部リンパ節
- 胸部:乳腺
- 腹部:肝臓、胆嚢、膵臓、脾臓、腎臓、膀胱、前立腺、子宮etc.・・・
超音波で描出可能な疾患
※正確な診断には追加の画像検査が必要となる場合があります。
- 脂肪肝
- 肝硬変
- 肝血管腫
- のう胞(肝・腎)
- 胆嚢ポリープ
- 結石症(胆嚢・胆管・腎・尿管・膀胱)
- 前立腺肥大症
- 子宮筋腫
- 描出可能な臓器の悪性腫瘍etc.…
眼底カメラ
目に強い光を当てて眼底(網膜)の血管走行や出血・網膜剥離の有無などを調べます。
眼底は高血圧や糖尿病や動脈硬化の影響で異常が出やすい部位です。
糖尿病で通院中の方は糖尿病性網膜症の有無などを調べます。
当院では特定健診でのみ使用します。